平成22年 7月 13日
水道局

公募型共同研究の実施(平成22〜24年度)について

 東京都水道局では、水道事業の技術課題を新たな手法によって効率的に解決するため、平成18年度から公募による共同研究を実施しています。
 平成22年度から新たに実施する共同研究として「施設の延命化に資する技術に関する研究」を研究課題として募集を行いました。応募には5件の共同研究テーマが寄せられ、厳正に審査した結果、下記のとおり、決定しましたので、お知らせします。

1 共同研究テーマ
高度浄水処理施設の耐久性向上を実現する無機系材料ならびに高信頼性モルタル吹付け技術の開発
2 提案者
首都大学東京
3 研究内容
(1)オゾンによるコンクリート劣化機構の解明
(2)水道施設で用いる材料として水道水への影響がない無機系モルタル材料の選定
(3)選定した材料を用いたモルタル吹付け技術の開発
4 研究期間
平成22年度から平成24年度(3年間)
【参 考】
高度浄水施設(注1)であるオゾン接触池(注2)、生物活性炭吸着池(注3)では、内面コンクリート中のカルシウム分の溶出や水和生成物の変質など、特殊なコンクリート劣化現象が生じていると推察されるため、研究するものです。
(注1)当局では、「沈でん」「ろ過」「消毒」という3段階の浄水処理に「オゾン処理」と「生物活性炭吸着処理」を組み込んだ浄水方法の施設を高度浄水施設と呼んでいます。高度浄水施設では、通常の浄水方法では十分に除去できないかび臭原因物質やカルキ臭のもととなる物質、トリハロメタンのもととなる物質などを減少させることができ、より一層安全でおいしい水を供給することができます。
(注2)オゾンとは、酸素原子が3つ結合した気体で、強力な酸化力があります。オゾン接触池ではこの酸化力を利用して、においや有機物などを分解します。
(注3)活性炭は微細な細孔を無数に有する炭素系物質で、大きな吸着性能をもちます。生物活性炭吸着池では、活性炭の吸着作用と活性炭に繁殖した微生物の分解作用とを併用して、水中のにおいや有機物などを処理します。
公募型共同研究の実施(平成22〜24年度)についての概要
共同研究テーマ 高度浄水処理施設の耐久性向上を実現する無機系材料ならびに高信頼性モルタル吹付け技術の開発
提案者 首都大学東京
研究目的:高度浄水施設であるオゾン接触池、生物活性炭吸着池では、内面コンクリート中のカルシウム分の溶出や水和生成物の変質など、特殊なコンクリート劣化現象が生じていると推察されます。この研究は、こうした劣化機構を解明するとともに、水道施設で用いる材料として水道水への影響がない無機系モルタル材料の選定及び選定した材料を用いたモルタル吹付け技術を開発することを目的としています。
高度浄水処理イメージ図
問い合わせ先
研修・開発センター 開発課
電話:03-5483-3513