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水道事業紹介

「東京水道経営プラン2016」に掲げた施策

Ⅱ 取組の進化・発信

1 お客さまとの対話(実感・信頼していただくための対話)

●平成29年度の主な実施内容

(1)水道を実感し理解を深めていただく取組
①東京水道あんしん診断
計画 実績
安全でおいしい高品質な水を実感していただくとともに、お客さまニーズをきめ細かく把握するため、平成31年度までに給水区域内の全戸(大規模使用者、公共施設等を除く。)を訪問

計画訪問件数 : 約750万件(平成31年度)
累計訪問件数 : 約390万件(平成29年度)
評価
・対象年度の検証
 平成29年度は計画件数180万件を着実に実施しました。
 お客さまに高品質の水道水を実感していただくとともに、災害に強い水道システムの構築など、局の取組に対する理解を深めていただいたほか、アンケート調査により、様々なニーズを把握しました。

・目標の達成に向けた主な課題
 より多くの方からアンケートによる御意見・御要望を頂くため、引き続き運用の改善等に取り組んでいく必要があります。

・目標の達成に向けた今後の方向性
 お客さまのご意見や実態の把握に努めるとともに、得られたデータ等の検証を行い、今後の事業運営へのフィードバックについて検討していきます。
②多様な地域広報の展開
○水道キャラバンの充実
計画 実績
学校水道キャラバン
都営水道給水区域内の小学4年生を対象に、東京水道への理解(「水道水のおいしさ」「安全性」「大切さ」など)を深めてもらうため、希望する小学校へキャラバン隊による訪問授業を実施

地域水道キャラバン
学校水道キャラバンのノウハウを活かし、乳幼児を子育て中の保護者を主な対象とした地域水道キャラバンを児童館等で実施
また、対象を拡大し、一般の方々向けの地域水道キャラバンを局PR館や区市町主催の講座、イベント等で実施

実施目標
学校水道キャラバン : 1,200校
地域水道キャラバン :  180回
平成29年度実績
学校水道キャラバン : 1,265校
地域水道キャラバン :   244回※

※地域水道キャラバンの内訳は以下のとおり
 乳幼児を子育て中の保護者が主な対象 : 214回
 一般の方々を対象としたもの    :  30回
評価
 水道キャラバンは、学校・地域ともに、目標を上回る実施結果となりました。
 学校でのキャラバン実施後のアンケートでは、「どうやって安全でおいしい水が作られているか分かりましたか」という質問に対し、児童の9割超から「とてもよく分かった」「分かった」という評価を頂きました。主な意見として「水を大切にしたい」「水道水はたくさんの人の努力によって作られている事が分かった」などが寄せられ、水道水への理解を深めてもらうとともに、水道水を大切にする意識の醸成に効果がありました。
 また、先生方の9割超から「とても分かりやすかった」「分かりやすかった」という評価を頂きました。主な意見として「とても分かりやすく、クイズや実験など子供の興味や関心をひくプログラムとなっていた」「映像と役者二人の演出が子ども達の興味を引いた」などが寄せられました。
 さらに、年間で8万人を超える方が水道キャラバンの特設ホームページを訪れており、水道キャラバンを通して児童が水道への興味を深め、継続して学習する効果が伺えました。
 地域の児童館等で実施した水道キャラバンのアンケートでは、参加者の9割超から「講座を受講し、ためになった」との評価を頂きました。主な意見として「水道水の安全性についての取組がよく分かった」「震災への備えがとてもためになった」などが寄せられ、子育て中の保護者の方などに、水道水の安全性や震災への備えなどについての理解を深めていただきました。
 一般の方々向けの水道キャラバンでのアンケートでは、参加者の9割超から「ためになった」との評価を頂きました。主な意見として「いざという時の備えをきちんとする大切さや水道局の取組がとても勉強になった」「普段考えることのない事柄を改めて認識する良い機会となった」などの感想が寄せられ、水道事業に関する理解の促進及び危機管理への意識付けに効果がありました。
 
○工事現場等での広報
計画 実績
地域イベントへのPRブースの出展

地域別広報紙(地域水道ニュース)の配布

工事現場における見学会の実施や広報看板の設置など様々な取組の充実
信頼や親しみを深めていただくため、水道の仕組みや安全でおいしい高品質な水に関する取組等について説明を実施
6月の水道ふれあい月間等において、地域主催イベント、駅前広場、商店街などで「水道なんでも相談」を実施し、水道に関する様々な相談に答えるとともに、水道水とミネラルウォーターの飲み比べを実施
 「水道なんでも相談」 件数  :   726件
 飲み比べ件数         : 30,613人

各地域を担当する営業所等において、地域特性や地域のニーズを踏まえて、地域情報等を分かりやすく伝える「地域水道ニュース」を発行
 発行回数 :    116回
 発行部数 : 626,070部 

工事説明会の開催13件、現場見学会の開催4件、地域イベントへの参加24件、その他局事業PR等5件、計46件
評価
・地域イベントへのPRブースの出展及び地域別広報紙(地域水道ニュース)の配布
  「水道なんでも相談」等のイベントにおいて、町内会や公共施設での「地域水道ニュース」による事前案内を強化した結果、昨年に比べて延べ2倍を超えるお客さまが参加されました。これにより、水道水の安全性やおいしさ、震災対策の重要性などについてより多くの方とコミュニケーションを図ることができ、相互理解が促進されました。
 また、地域に沿った内容のPRパネルの設置や、新たにARの機能を付加したチラシを配布するなどの取組を行ったことで、水道事業への理解や親しみをより一層認識していただくことができました。
 さらに、水道水とミネラルウォーターの飲み比べや、DS(東京国際フォーラムなど、公共性の高い場所に設置されている水飲栓やイベントの際に設置する可動型の水飲栓)を活用した東京水の試飲などを実施し、多くのお客さまに水道水のおいしさなどを改めて実感していただくことができました。
  「地域水道ニュース」の配布については、インターネットを余り利用しない高齢者の方などに向けて情報周知の強化を図るため、発行回数や配布先の拡大などの充実を図りました。これにより、その地域に沿った災害時給水ステーションや局事業情報などについて、より多くの方に効果的に広報することができました。
 「地域水道ニュース」をご覧になった高齢者のお客さまからは、「普段インターネットは使わないので、地域水道ニュースで震災時の応急給水など重要な情報を分かりやすく説明してもらえて有り難い」などの意見を頂きました。

・工事現場における見学会の実施や広報看板の設置など
 工事現場における見学会や、地域イベントと合わせた事業PRを積極的に実施し、地域のお客さまが参加しやすい雰囲気づくりも促進しました。
 また、多くのお客さまとコミュニケーションを図り、水道工事への信頼と親しみを深めていただくため、工事のお知らせビラの裏面を利用し、水道の仕組みや安全でおいしい高品質な水に関する取組等の広報を行いました。
 さらに、工事を行う地域の特性(閑静な住宅街、商業地域、工場地域等)や工事規模・内容を考慮した広報看板や、水滴くんのキャラクターを用いた親しみやすいデザイン看板など様々な工夫に取り組みました。
 引き続き、多様な地域広報を展開するため、受注者に水道工事におけるイメージアップ事例集を配布し、計画的で効果的な地域に即した取組を着実に進めていきます。
 

目標管理も併せてご覧ください。

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