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水源・水質

トピック第14回 生物活性炭処理

生物活性炭処理

 前回に引き続き、東京都水道局で導入を進めている高度浄水処理について紹介します。
 今回は、オゾン処理の次の段階である、生物活性炭処理についてです。

生物活性炭

 生物活性炭とは、清浄な水道水をつくるために有益な微生物が表面に付着した活性炭です。

活性炭

 活性炭は、たくさんの小さい孔をもち表面積が大きいため、吸着力が強く、においの原因となる有機物等をしっかり吸着することができます。一般的に、冷蔵庫や車での消臭剤として、よく使われています。

図1 活性炭の電子顕微鏡画像

図2 活性炭への有機物の吸着のイメージ図

※活性炭には、写真で見られる孔以外にも、電子顕微鏡でも見えないほど極めて微細な無数の孔があります。

生物処理

 自然界に生息している微生物の中には、アンモニア(注1)や有機物を分解する働きをするものがいます。これらの微生物は、水の浄化に役立てられています。

(注1)

アンモニア
水の汚れの指標となっています。また、消毒用の塩素によって、アンモニアは別の物質に変化しますが、変化したものは、「カルキ臭」の原因となります。
※詳しくは、第八回「水のにおい」

図3 生物処理のイメージ図

生物活性炭処理とは

 生物活性炭処理では、有機物などの汚れを活性炭の吸着機能で除去するだけでなく、取り除けなかった有機物やアンモニアを微生物が処理してくれます。
 なお、活性炭に吸着した汚れは、定期的に洗浄し除去しています。
 このため、「カルキ臭」もなく、おいしい水ができあがるのです。

図4 生物活性炭処理のイメージ図

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