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水源・水質

トピック第20回 塩素消毒の効果

塩素消毒の効果

 日本の水道水は、塩素消毒をしているからこそ、安心して蛇口から飲むことができます。
 トピック第7回でも消毒についてご紹介しましたが、今回は塩素消毒による具体的な効果について、お話しします。

塩素消毒とは?

 水道で消毒用に使われている塩素は、強い酸化力を持っています。塩素の酸化力により、水のにおいを除去したり病原性微生物の殺菌などを行うことができます。

微生物に対する消毒剤の効果

 微生物の種類によって、塩素などの消毒剤に対して、消毒効果が出やすいものと出にくいものがあります。 
 一般的に、微生物に対する消毒剤の効果は、下図のようになります。

解説図

※1 細菌の芽胞: 細菌が厚い殻に覆われた構造をとることがあり、これを細菌の「芽胞」という。芽胞はきわめて耐久性が高い。
※2 クリプトスポリジウム: 人や家畜が感染する病原体で、下痢や腹痛などを起こす。塩素消毒に強いが、適切な浄水処理を行い、濁りを取り除くことによって除去することができる。

 特に、一般細菌やインフルエンザウイルスは塩素に弱く、容易に消毒されます※3。したがって、インフルエンザなどに対し、水道水は安全です (新型インフルエンザに関しては、こちらをご覧ください)。

解説図

※3 鳥インフルエンザウイルス(H5N1)に対する塩素の効果について
 米国疾病対策センター(CDC)が行った研究によると、鳥インフルエンザウイルス(H5N1)は、遊離 残留塩素濃度0.52〜1.08mg/Lの水に1分間接触すると、99.9%以上が不活化(感染性を失うこと)され ており、塩素消毒に弱いことが示されている。

水道水中の塩素の残留について

 日本では、蛇口から出る水道水の中に0.1mg/L以上の塩素が残留していることが義務づけられています(トピック第7回をご覧ください)。水道水中に塩素が残留していることは、適切に消毒が行われていることを示しており、安全の証なのです。

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