トピック第16回 魚による水質監視!?

浄水場の水質管理
浄水場では、水道水の原料となる河川水などから、浄水処理の各工程の水、できあがった浄水(水道水)に至るまできめ細やかな水質検査をしています。また、自動水質計器による常時監視も実施しています。このように、水質管理に万全を期すことで、水道法の水質基準に適合した安全な水道水をつくっています。
【浄水場の水質管理のようす】
![]() 浄水場での水質検査 |
![]() 自動水質計器 |
![]() 浄水場の中央管理室 ![]() |
中央管理室とは、浄水処理を集中的に管理しているところです。
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今回は、水質管理の一環として東京都水道局の全ての浄水場で導入している、魚を用いた検知用水槽について紹介します。
魚を用いた検知用水槽とは
浄水場では、河川水などを導いた水槽に魚を飼育し、水質の異常の有無を監視しています。
この監視方法は、水質に異常があった場合に、魚が異常行動を示すことを利用しており、不特定の物質による水質異常を早期に発見できる利点があります。
一方、理化学実験による水質分析と異なり、物質の種類とその濃度は把握できないこと、魚の種類によって、各物質に対する感受性が異なるなどの欠点があります。
魚を用いた検知用水槽の監視方法
監視方法は、目視による監視が一般的です。また、コンピュータを用いた監視システムの開発も進んでおり、東京都水道局では、監視カメラによる目視と、魚が筋肉を動かすときの電気信号(活動電位)を測定することで、自動的に検知する方法を導入しています。

金町浄水場での魚による水質監視の様子
魚を用いた監視方法のイメージ

〔イメージの説明〕
魚を飼育している水槽に、河川などの水を常時流す。
カメラを用いて、中央管理室(浄水処理を集中的に管理しているところ)でモニターにより魚の様子を監視。
カメラを用いて監視するのは、人が頻繁に通ったり、明かりがついたり消えたりすると、それに反応して魚が暴れてしまうためです。
水質に異常があった場合は、魚が異常行動を起こす。
魚の異常行動を中央管理室のモニター及び電気信号(活動電位)で検知し、水質異常に対応した浄水処理を実施する。
お客さまに安全な水をお届けする。



